「本質」

2004年9月1日
私は、物事の本質に迫りたいという意識が強い。

当然、自分の能力や時間的制約により範囲は
限られるのだが、出来る限り本質に迫りたいと思う。

どのメディアが一番本質を捉えるのだろうかと
模索しているが、最近それは本ではないかと
思う。
直接自分が経験することが本質への近道
であることは言うまでもないが、自分の未経験
の分野の知識を得るには本がてっとりばやく
且つ効率よい。
それでいて、本質に近いのではないかと思う。

大学教育を今年で6年受けるが、結局
教授から習うことは本にも書いてある。
知識レベルにおいて対面でその教授からしか
学べないことは私はあまり無いように感じる。
6年教育を受けてそうだから、教授の
教育というレベルや、人に物事を伝えるという
能力を勘案してもほぼ事実だろうと私は実感している
が、それは私の受容能力不足のせいだろうか...。

本質を捉えるという点でテレビは物事の表面上しか
捕らえることが出来ないメディアである。
テレビ上で流れるニュースもまたしかりである。
だからいくらテレビを見ても本質レベルでの知識が
向上しないのはそのせいであろう。

ドリームインキュベータを設立した堀紘一氏は
ハーバードビジネススクールで学んだことを
一言で言うと物事の本質を捉える力だと著書で
述べている。

巷には表面上の会話、表面上の意見、表面上の学問
が氾濫している。それを基に個人個人が価値基準を
定め行動しているように思える。
私は、自分と違う学部出身の人間に良く尋ねる質問がある。

「あなたの専攻分野を一番分かりやすく説明している
 本、またはお勧めの本は何ですか?」と。

この質問をすれば大体相手の勉強したレベルが
分かる。どういう回答がベストかということは
察するに難くないと思うが、予想以上に
回答が得られないものである。それは自分の知識を
内に秘めたいが為なのか、それとも単に知識不足なの
か私にはわからないが...。

話を元に戻そう、とにかく私は本質を見極めたいのである。
ここ数年は物事の本質というものをテーマに
私はさまざまなものを学んでゆきたいと思う。

私は限られた人生の中で、偽者は欲しくない。
それが、辟易するような事実であろうが。

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