「携帯の将来」

携帯の機能は今や多岐にわたる。
私が大学に入学した頃はポケベルしかない
ときで、学年が進むに連れて、PHS、携帯へ
と徐々に変化を遂げていった記憶がある。

i-mode　が開発されたばかりのころ、
携帯に果たして何ができるのだろうと考えた
ことがある。
Docomoに正式なコンテンツとして認定
してもらおうと必死に企画書を書いたものだ。
そのi-modeを搭載した携帯は今や過去の枠を
遙に超え、電子マネー、カラオケの選曲、オークションの
入札、株の取引などさまざまなことができるよう
になった。

HTMLくらいしか扱えなかった初期の頃は
なんだったのだろうと思えるほどの進化だ。

Javaというプログラミング言語を搭載できる
ようになってからその自由度は高まったように
思うが、最近では仕事の報告にも
携帯を使うケースも出てきているようだ。

修理工が現場に行き、調査をはじめ、仕事の
進捗状況を携帯を使って画像付メールで報告
をする。サーバーに届いたデータにより、顧客
は仕事の状況を確認できるというものだ。

携帯の意義も”通話”から、全く別のものへ
変化しているようだ。

今後は、家電のリモートコントロールや本格的な
電子マネーの端末として利用されるであろうが
携帯の将来性は無限に広がるだろう。

私個人としては、民法などの法律の条文、要件・
効果が確認できたりすればいいかなーなんて思う。
あと、声でメールを打てる機能とかも欲しい。
PCになれている私は打つのが面倒くさいからだ。

携帯が進化すればするほど、その必要性は高まって
くるであろうが、よくよく考えると通話機能を必要
するよりも、実はメール等のパケット利用を多くの
人間が必要としているのではないかと私は思う。

手紙の方がメールより情緒があっていいという
考えに私は賛成するが、このメールが頻繁に利用
され、気軽にコミュニケーションを図れるご時勢に
おいて、そういった考えはもう過去のものなの
だろうか。

それに、携帯メールが流行る現状を見るにつれ
人間は本当は情緒ある深いコミュニケーションを求めて
いるのではなく、気軽で簡単なコミュニケーションを
求めていると思ってしまうのは気のせいであろうか。

技術が進歩し気軽にコミュニケーションが図れるように
なればなるほど、建前で無い人間の本来の姿が現れるような
気がしてならない。