「DVD」

巷ではビデオテープからDVDへと映像の
媒体が交代しつつある。

オンラインレンタルDVDしかり、店頭でのレンタル
におけるDVDの率を見てしかりである。

DVDをバックアップするには一部のDVDは容量が
大きく、圧縮せざるを得ず、今までフルコピー
ができなかった。
しかし、今年5月に片面2層記録が可能なDVDドライブ
が発売されたことでDVDの世界がガラッと変わった。

DVDのフルコピーが一般消費者でも可能となった
のである。

これにより、レンタルDVDをはじめありとあらゆる
DVDがコピー可能になった。
今までのように圧縮を必要としないため、完全な
コピーができあがるのだ。

まさに、技術革新のお陰だ。

しかしながら、DVDのフルコピーが出来るからと
いって、半永久的にメリットがあるかといえば
そうではない。
今のDVDの画質はBSデジタル放送の映像と比べれば
月とすっぽんの差があるし、今後DVDの規格自体も
変わることが決まっている。
且つ、コピーするDVD-R+のメディアの料金も
1枚1500円と割高である。

フルコピーが出来たとしてもメディアが1枚1500円
もかかるようでは、コピーの意義は高く無い。

まだまだ錯綜するDVDの規格や容量。
VHS対βのようにならなければよいが...。

とはいえ、フルコピーが出来るようになったことで
P2Pソフトウェアのように著作権問題を今後
引き起こすことは疑いがないことだろう。