「ミニミニ大作戦」

夏期講習の講師を毎日つとめているにも
かかわらず、帰宅後映画を観る日々が続いて
いる。

今日は邦題で「ミニミニ大作戦」という映画を観た。

原題が「イタリアンジョブ」であることを考えると
よくもまぁ原題から離れた邦題をつけたものである。

正直、これはいかんだろうと私ですら思う。
ネーミングがよければもっとヒットしたに違いない。

主演はマークウォールバーグ、シャリーズ・セロン
らである。

1969年に作られた映画のリメイクなのであるが、
非常に練られた話で、ストーリーテンポが良く
面白い。個人的には、バッドボーイズ　too bad
より面白い。
内容の面白い映画は、年月を経ても変わらない
すばらしさがあるものだ。

たまにはこういうアクション映画もいい。
スッキリするし、爽快感がある。
久々に心にヒットする映画である。

見終わった後、ふと俳優のプロフィールを
調べてみたらなんと私より1歳上とか、離れて
いても7歳位の年齢の俳優ばかりであった。

うーん。世界は広い。日本の狭いちっぽけな部屋
でDVDを見ている男と、そのDVDの映像で世界を股に
駆けて活躍している俳優。同世代とは思えない違いだ。

年齢が近いだけに、微妙な感情が湧いてくる。

と、そこへちょうど帰宅した妻が私にこう言った。

「ミニミニ大作戦？こんな映画見てると、器の大きな
　男に成れないわよ。」

と。さすが、妻だけある。
言わなくても私の考えていることがわかるらしい...。

大作戦とはいかなくとも、いつか何か起こして
見返してやろうと心に誓ったことは間違いない。