「お金を借りて法科大学院に行く方法！」

「お金を借りて法科大学院に行く方法！」と
いうタイトルがMSNに掲載されていた。

なにか特殊な方法でもあるのかと
思ったが、特にこれといった方法は
載ってなかった。
要するに国民金融公庫から借りるより
利子が安いから、日本学生支援機構
（旧日本育英会）の奨学金を使え
ということらしい。

タイトルのわりに、中身が無くて残念。

日本学生支援機構（旧日本育英会）の
奨学金は大学生にとっては
有名な話であるが、これが焦げ付いている
ことはあまり知られていないだろう。

今消費者金融業界は、貸し倒れで非常に
苦しんでいる。
某企業などは、社員全員の人件費を貸し
倒れ金額が上回っていたりする。
民間の回収ノウハウを持ってしても
そうなのだ。

果たして日本学生支援機構の回収能力
は如何に...？

私は、名前が日本育英会から日本学生支援機構
に変わった時点で、うーん。何か怪しい
と思ったのだが本当のところはどうなのか。

知り合いの社長いわく、

「屋号や名前を変えるのは何か不都合があるからだ。」

と自信を持って言う。

奨学金事業の規模は1種、2種合わせて3兆円にも上る。
大手消費者金融トップの会社よりも実は規模は大きい。

じゃんじゃん有望な学生に貸し出すことは
良いことだと思うが、回収の将来性を本気で
考えないと数年後、目も当てられない状況に
陥ることは目に見えている。

貸し倒れ引当金が300億円も毎年積み立てられている
が、これって妥当なんだろうか...。

まあ、困れば税金で穴埋めだよね。きっと。

サービサーの仕事に惹かれる今日この頃。