「大型テレビ」

2004年7月15日
テレビは大型・薄型へと進化している。

現在の主流は、液晶、プラズマといったところだろう。
しかし、どちらも市場を制覇するには決定力にかける。

液晶は、大型化が困難で動画に弱く、黒の発色が悪い。
プラズマは、大型化は比較的楽であるが、色の階調や
動画の擬似輪郭ノイズ、誤差拡散ノイズについてまだまだ
発展途上である。

映画が好きな私にとっては、いつかはホームシアター
をと考えているので技術発展してくれることは非常に
うれしいことである。

しかし、最近になって液晶・プラズマの存在を脅かす
新たなFEDという技術も出てきた。

特徴としては、フラットパネルディスプレイとCRTの
“いいトコ取り”という点が挙げられる。

専門家の批評としては、
CRT並みの応答性/色再現性を厚さ10ミリ程度の薄型テレビで
可能にする期待の技術で、CRTと発光原理が同じなため、自発光
ならではの高視野角/高コントラストと自然で鮮明な奥行き感の
ある映像と“これからのテレビ”としての資質を兼ね備えた次世代
ディスプレイとされている。

なにやら頭が痛くなりそうなコメントだが、すごいなぁという
感じは確かに受ける。

ただ残念なのは、このFEDのメーカーは車専用ディスプレイは
開発するものの家庭用TVは開発しないそうである。

素人の考えからすれば、家庭用も開発すればいいのにと思うが、
メーカーにとっては、現実にはやはりいろいろな困難や理由が
あるのだろう。

開発した技術者は液晶やプラズマに
翻弄されている大手家電メーカーに対して
ほくそ笑んでるに違いない。

技術の世界は、オンリー1がすなわちその分野の世界
No.1となれるところが面白い。

小さな会社が総合メーカーを圧倒する商品を
開発するのは、なんともロマンにあふれてて
カッコいい。

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