「10回クイズ。」

2004年7月8日
かなり前の話、もう10数年も前になるだろか。
究極の選択とか、10回クイズとかが流行った頃。

あのくだらなさが今懐かしい。

「うん○味のカレーとカレー味のうん○」とか
思い出すだけで意味ないことによくあれだけ夢中に
なれたなぁと思う。

どっちでもいいことなのに。

「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、....ここは?」
「ピザ!!」、「肘でしょ?」という10回クイズ
も流行った。

今こういうことを少年に話をしようとすると、
「ピザ、ピザ..」と言おうとした時点で
「はいはい、ピザじゃなくて、肘でしょ。」と 
軽くあしらわれそうな気がするのは私だけであろうか。

そういうことが”くだらない”という認識よりも、
心の余裕がなくなってきているから、”意味のなさ
そうなこと”を受け入れるだけの余裕が無くなって
きているのではないだろうか。

塾の生徒を見るにつれても、そういう心の余裕を
持ちあわせている生徒は本当に最近、稀である。
心に余裕がある生徒は志望校に落ちても、どうにか
復活するものである。
逆に、終始落ち込んでいるタイプの生徒は
志望校だけでなく、”全落ち”ということもありえ
る。

心の余裕が無いタイプは、落ち込み
やすく、また短時間で急に明るくなる。

そういう私も結構、心に余裕は無いのだが
余裕が無くなったときこそ、あえて形式だけでも
余裕を持たせるようにしている。

なので授業の最初に、「はい、みなさんこんばんみ。」
と敢えて言うときがある。

うけてくれる生徒と、無表情の生徒半分半分だが、
きっと変な先生だななんて心の中で笑ってくれてる
に違いない。

高校生の頃、数学の教師が「結局は薬局。」とか、
「アメリカ映画の本質は、愛だ。」なんて数学と
関係ない”くだらないこと”を授業で話をしていたが、
まさか自分が同じようなことをするようになるとは...。

あの数学の先生は僕達生徒に余裕を持たそうとして
いたのだろうか。

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