「ボーリングフォーコロンバイン」
2004年7月4日今話題のマイケルムーア監督の映画である。
数年前から話題になっているが、やっと見る
機会に恵まれた。
彼は銃協会に、またアメリカ社会に疑問を投げかけて
いる。なぜアメリカは銃犯罪がずば抜けて多いのか。
カナダは3000万人中700万人が銃を所持している。
にもかかわらず、年間数十人しか銃による死亡者
が発生していない。
対するアメリカは、1万2千人弱が銃被害者と
なり、死亡している。
このアメリカの多さは何なのだろうか。
映画はこれをテーマに進んでいく。
銃被害者の家族の回答はこうだ。
「なぜかわからない。」
銃協会の宣伝塔となっているチャールズヘストン
はこう答える。
「人種が多いからではないか。」
映画の最後までこの問題の答えははっきり出ない。
しかし、あいまいながら示される答えはこうだ。
カナダは基本的に家の鍵をかけない、なぜなら
鍵をかけることで自分の世界に閉じこもるという
考えを持つからである。
逆にアメリカは鍵をかけることで他人から
自分を守ろうとする。この考えの違いが違った
結論を導くひとつの回答であるとする。
銃協会に働く人間は数多い、一種の公共事業に
近い。犯罪を招くという一方的な見方だけでは
回答などでない。経済、雇用等社会の根幹に
かかわることである。
しかしながら、マイケルムーアの投げかける
問いは非常に重要なメッセージを含んでいる。
正しいと思うことを実行することは社会では
やはり異端児扱いされるのだろうが、誰かが
やらなければならない。
誰かが行動を起こさなければ、異常も日常へと
組み込まれ、平常となってしまうからである。
そう考えさせられる映画であった。
数年前から話題になっているが、やっと見る
機会に恵まれた。
彼は銃協会に、またアメリカ社会に疑問を投げかけて
いる。なぜアメリカは銃犯罪がずば抜けて多いのか。
カナダは3000万人中700万人が銃を所持している。
にもかかわらず、年間数十人しか銃による死亡者
が発生していない。
対するアメリカは、1万2千人弱が銃被害者と
なり、死亡している。
このアメリカの多さは何なのだろうか。
映画はこれをテーマに進んでいく。
銃被害者の家族の回答はこうだ。
「なぜかわからない。」
銃協会の宣伝塔となっているチャールズヘストン
はこう答える。
「人種が多いからではないか。」
映画の最後までこの問題の答えははっきり出ない。
しかし、あいまいながら示される答えはこうだ。
カナダは基本的に家の鍵をかけない、なぜなら
鍵をかけることで自分の世界に閉じこもるという
考えを持つからである。
逆にアメリカは鍵をかけることで他人から
自分を守ろうとする。この考えの違いが違った
結論を導くひとつの回答であるとする。
銃協会に働く人間は数多い、一種の公共事業に
近い。犯罪を招くという一方的な見方だけでは
回答などでない。経済、雇用等社会の根幹に
かかわることである。
しかしながら、マイケルムーアの投げかける
問いは非常に重要なメッセージを含んでいる。
正しいと思うことを実行することは社会では
やはり異端児扱いされるのだろうが、誰かが
やらなければならない。
誰かが行動を起こさなければ、異常も日常へと
組み込まれ、平常となってしまうからである。
そう考えさせられる映画であった。
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