アメリカはとんでもないことで訴訟になる。

マックのコーヒーが熱かったとか、肥った
のはハンバーガーの食べすぎが原因だとか。
癌や体調不良はタバコの吸い過ぎが原因
として、タバコメーカーを訴えたり..とか
日本ではまず考えられないようなことが
訴訟になる。

今回もすごい訴訟になりそうである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040623-00001026-mai-int

女性160万人が原告となっているのだ。

アメリカには懲罰的罰金が科せられる制度があるが
もしこ裁判の判決が原告側の請求を認めるもので
あったなら世界一の小売業であるウォルマートの
経営を根底から揺るがしかねない事態になるであろう。

ちなみに、1998年におけるタバコ訴訟の和解金は
約25兆円である。
大手5社は40年間かけてこれを支払うそうである。

科学的にタバコが健康を害するという証明は厳密
には不可能であるし(同条件化で同検体に同時に
実験を行うことができないため)、タバコを吸うの
は本人の責任という観点から見れば少し企業側に
同情する余地があるかもしれない。

しかし、女性の職場における差別の訴訟が認めら
れるようであればタバコ以上に一般性は高く、
訴訟の結果によりけりで2次、3次的な訴訟が至る
所で提起されるであろう。

これはかなり重要な訴訟である。

アメリカでは、通称、チーズバーガー法
という法案が数ヶ月前可決された。
肥満の原因はファーストフードにあるとして
馬鹿げた訴訟提起を禁止する趣旨のものである。
これである程度はファーストフード企業も安心
してビジネスを行うことができるかもしれないが
実は顧客ではなく、従業員から訴えられることが
秘密や矛盾を指摘されやすく一番怖い存在
なのかもしれない。

160万人の原告に対しどういう判決が下される
のであろうか。
対岸の火事というと失礼かもしれないが、
非常に楽しみである。

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