カブトムシの飼育が危機に瀕しているそうである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040619-00000071-nnp-kyu

カブトムシを牛の糞を利用して飼育する方法がどうやら
家畜排泄物処理法に抵触するらしく27年間カブトムシを育てて
きたおじさんがピンチなのである。

いわゆるおじさんにとってはその飼育方法が特許的なものであり
それを法律が禁じるという形になったケースだ。

今まで牛の糞を利用してカブトムシを育ててきたおじさんと
しては困った話である。

法律は立法目的として、生活環境に対する汚染の防止をあげているが
これは住宅街が増え、密集してきたことが根本原因であるに
違いない。そうでないと問題は起きないであろう。

また、趣旨として”不適切な管理により地域の生活環境
に関する問題も生じている”とあるが、
住宅が先にあったのか、後から住宅ができたかでは話が
異なるのではないか。
住宅が後からできたのであれば、住民はその土地近隣に
排泄物がある不利益を承知で購入するはずであり、
その排泄物に直接的に気づかなくても土地の価格や
周辺付近の様子などで購入者は購入するかどうかを
判断すべきである。

なにやら住宅を後から買った人間があたかも強い権利
を持っているかのように受け取れる趣旨である。

不動産や住宅購入者のような直接的な利害関係者が被害者
なのではなく、本当はカブトムシを育てているおじさんの
ような人間が一番被害を被っているのではないだろうか。

法は時として人に残酷である。

法により守られる利益と、法により被る被害。
これらの利益衡量は立法者の手にゆだねられている。

おじさんは牛糞を利用してのカブトムシの飼育継続を
狙い特区申請しているらしいが、それも厳しいそうである。

個人的には27年間もカブトムシを育ててきた努力と、
奉仕の気持ちを汲み取り是非、特区申請を認めて欲しい
と思うが国はどう判断するのであろうか。

自然に生きるカブトムシを見なくなって早15年。
幼少時代よく捕まえにいったあの木にはまだ
カブトムシが沢山集まってきているのだろうか。

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