「HANA-BI」

2004年5月23日
北野武監督の「HANA-BI」を再び観た。
映画の内容は、過去を引きずる元刑事が病気で命がもういくばくも無い妻を必死な思いで見守るというものだ。

愚痴をこぼさず、不条理な現実とまっすぐに向き合って妻を見守る夫の姿は何度見ても胸が熱くなる。特にラストシーンで岸本加世子演じる妻が、「ごめんね。ありがとう。」と夫に一言告げる場面はなんとも言えない。

現代は、統計上2分と少しで1組の夫婦が離婚する時代だそうである。

出会って結婚することも奇跡かもしれないが、妻とこうやってけんかをしながらも一緒に過ごしていられる事もまた奇跡なのかもしれない。

私は、映画を観た後こう思った。
お金持ちでも、名誉のある人生で無くてもいい。
ただ一人の人に「ありがとう。」と言って貰える人生もありじゃないかと。

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